【こんなユーノスコスモの中古車が欲しい!】

 マツダのユーノスコスモに公道上で遭遇することはほとんどないため、運良く遭遇した場合にはついじっくりと見てしまいます。このリアスポイラーはマツダ純正のハイマウントストップランプ付きトランクスポイラーですが、本当にユーノスコスモのためにデザインされた一体感だと感じる一方、ユーノスコスモ以外の車へとカスタムしてもきっと格好良く決まるんだろうなあ、なんて思います。

 さて、日本に現存するユーノスコスモが何台あるかはわかりませんが、わずかに遭遇する車両はどれも大切にされていることがわかるので嬉しくなってしまいます。市販車両として唯一3ローターすらラインナップしたまさにスペシャリティ・カーですが、もう30年近く前の車になりますので、中古車市場で売り出されているのは常に10台程度にとどまっています。

ユーノスコスモの中古車価格

 たとえば、日本最大級の中古車サイトであるカービュー(カーセンサー)やグーネットを見ると、現在9台のユーノスコスモが入手可能となっています。走行距離は6万キロ以上ばかりですが、30年戦士ということを考えれば妥当な走行距離でしょう。

 最安値は13Bの58.9万円で、最高値は20Bの280万円となっています。

ユーノスコスモの燃費

 ユーノスコスモは燃費が悪いと言われていますが、カタログ燃費の時点ですでに悪いです。2ローター13Bのカタログ燃費はリッター7.4km、3ローターの20Bは6.4kmと、20Bで本気の燃費運転をしても街乗りでリッター5kmしか行かないのもうなずけます。

 ただ、ユーノスコスモの神髄はそのなめらかな加速感、20Bについてはなめらか&強烈な加速感にありますので、趣味で乗る車としてちょっとくらいは燃費に目をつむっても良いのではないでしょうか。

 ユーノスコスモは当時の自動車評論家をして「電気モーターのような加速感」と言わしむるほどのなめらかさですから、こと加速感に関してならライバルは電気自動車というアクロバティックな比較をしても面白そうです。

ユーノスコスモが展示されてある自動車博物館

 ユーノスコスモは自動車史に名を刻む車ですから、自動車博物館にもすでに展示されています。石川県小松市にある日本自動車博物館にも展示されていましたし、マツダミュージアムにも当然、20BのタイプSが展示されていました。

 日本自動車博物館は開館時間が許す限りじっくりとユーノスコスモを見ることができますが、柵内で展示されているので前方からしか鑑賞することができません。

 一方のマツダミュージアムはぐるり360度から柵もなく間近に鑑賞することができますが、ツアー形式となっているので時間制限があります。マツダミュージアムはそれぞれの見学個所での滞在時間が短めなのでご注意ください。

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